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最も私が気に入っている話。
太宰治・著。『グッド・バイ』(新潮文庫)収録作品で、とても短い。 記憶は、それは、現実であろうと、また眠りのうちの夢であろうと、その鮮やかさに変りが無いならば、私にとって、同じような現実ではなかろうか。 最も好きなフレーズのひとつ。この言葉が話のテーマであるといっても過言ではない。 こんなことを言うと、イっちゃってる子に思われるかもしれないけれど、私は「お姫様」だったことがある。 しかも「生まれたばかりでお城から拉致されて、亡国を目論むテロリストに仕立て上げられた姫」。 いや、わかってるって。私は日本に住むシガナイ学生。 そうじゃなくって。 去年のちょうど今頃、私は非通知電話の被害に遭っていた。相手は知らない男。(私は彼を「変態」と呼ぶことにした。) 「自慰の声を聞いて欲しい」とゆー内容の電話がほとんど毎日鳴って大変だった。そんなある日何を血迷ったか、私は不意に変態と会話をしてみた。フツーの話。彼がどういう人間で、毎日何しているのかとか。そして私の事についてももちろん聞かれた。 私が話したことは本当のことではなかったけれど、でも「変態」にとっての私の真実は「お姫様」であり「テロリスト」なのだ。 「変態」との話はまた後日ということで。そーいや本の話だった。 夢と現の境目は難しい。 夢の中の現実と、現実の中の夢、物語でどちらを感じるのかは、その人次第。
by dame-d-gainsbourg
| 2005-02-26 02:02
| 本
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